【家事ラク間取り】共働き世帯におすすめの動線アイデアと実例
近年、共働き世帯は増加しており、(※総務省統計局の調査でも共働き世帯は約1,200万世帯を超えています 。)家事の負担をどう軽減するかは住まいづくりの大きなテーマです。
本記事では、家事動線の良い間取りのメリットや実際のアイデア、さらに広島での施工事例も交えてご紹介します。
これから家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

共働き夫婦に人気の家事ラク間取りアイデア
1.キッチン中心の回遊動線
回遊動線とは、リビング・ダイニング・水まわりなどをぐるりとつなげて行き止まりをなくす間取りのことです。動線がスムーズにつながることで、家事や生活がぐっとラクになります。
また、キッチンからダイニングやリビングへ視線が届きやすく、子どもの様子を確認しながら作業できるため、家族とのコミュニケーションも自然に増えます。
2.玄関近くの収納や洗面
玄関のすぐ近くに収納や洗面を設けると、外から帰ってきたときの動線がスムーズになります。靴やコート、カバンなどをすぐに片づけられるため、リビングに荷物が散らかりにくく、いつでもすっきりとした状態を保ちやすいのが魅力です。
また、帰宅後すぐに手洗いやうがいができるので、衛生面でも安心。小さな子どもがいる家庭や花粉・ウイルス対策を意識するご家庭、来客時にもとても便利な間取りです。


3.水まわり一体化の家事動線
洗面・浴室・ランドリールーム・収納をつなげることで、「洗う・干す・しまう」が同じ動線内で完結します。移動の手間が減り、効率的に家事をこなせるため、日々の負担をぐっと軽減できるのがポイントです。
特に雨の日や花粉の季節は、室内干しスペースがすぐそばにあると安心。洗濯物を持って家中を歩き回る必要がなく、家事のストレスを大幅に減らせる間取りです。



4.玄関からキッチンへ直結する収納導線
玄関からシューズクローク、パントリーを通ってキッチンへとつながる動線は、買い物帰りの片づけがとてもスムーズです。重たい食材や日用品をリビングに持ち込まずに、そのまま収納できるため、動きに無駄がなく家も散らかりにくくなります。
さらに、来客動線を確保しつつ、キッチンには腰壁を設けることで、急な来客があっても生活感を見せすぎずに対応できます。気持ちに余裕が持てるのもポイントです。

5.光あふれる2階リビングと繋がる快適導線
2階リビングは、周囲の建物に遮られにくく、明るく開放的な空間をつくれるのが大きな魅力です。
また、キッチンからパントリーや水まわりへつながる動線、ランドリールームからバルコニーへ直結する動線など、2階ならではの工夫が詰まった間取りは家事効率も抜群。明るさと暮らしやすさを兼ね備えた住まいを実現できます。


家事ラク動線のチェックリスト
✅キッチンから洗面室・ランドリーに直結
✅洗う→干す→しまうが一か所で完結できる
✅帰宅後すぐに手洗い&片付けができる
✅まとめ買いした食材をすぐパントリーへ収納
間取りを考えるときの注意点
実例写真を見て「この間取りいいな!」と感じても、そのまま取り入れるのは注意が必要です。家族構成やライフスタイルによっては思わぬストレスにつながることも。ここでは、よくある失敗例とその原因を紹介します。
動線が交差して家族同士でぶつかる
・キッチンから洗面室への動線と、リビングから玄関への動線が重なると、朝の忙しい時間に家族同士でぶつかり合うことが多い。
・導線計画が不十分だと「料理中に子どもが横切る」「洗濯物を持ったまま通れない」など小さなストレスが積み重なる。
・対策としては、家事動線と生活動線をできるだけ分ける設計がポイント。
収納が動線上になくて結局散らかる
・帰宅後すぐにバッグやコートを置ける収納がないと、ダイニングやソファに置きっぱなしになりがち。
・キッチン周りも同じで、調理動線上に収納が少ないと「一歩戻って取りに行く」ことになり、効率ダウン。
・動線計画と一緒に「どこで何を使うか」を想定して収納位置を決めるのが大切。
洗濯動線に階段があると毎日が大変
・1階で洗濯して、2階のベランダに干す…という動線は毎日の積み重ねで大きな負担に。
・子育て中や共働き世帯では、階段の上り下りに時間と体力を奪われるケースが多い。
・最近は「洗う・干す・しまう」を1階で完結できるランドリールームが人気。将来の暮らしやすさを考えるなら検討したい。

まとめ
家事ラク動線を意識した間取りは、共働き夫婦の毎日の負担を減らし、家族で過ごす時間を増やすことができます。
今回紹介したチェックリストや注意点を参考にすれば、「思ったより使いにくい…」という後悔を避けやすくなります。
また、広島では共働き世帯の割合が高く、梅雨や夏の湿気も考慮した間取りが求められる傾向があります。
例えば、室内干しスペースやランドリールームを取り入れた動線は、家事効率を上げるだけでなく、快適な生活環境にもつながります(※広島県統計課のデータも参考に)。
さらに、車社会に合わせて 駐車場から玄関→パントリー→キッチンへの動線 を意識すると、買い物帰りもスムーズでライフスタイルに合った暮らしが実現できます。
詳しくは、以下の外部リンクも参考にしてみてください。
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