ローコスト住宅とは?広島で家を建てる前に知っておきたい、価格だけで選ばない考え方
最近よく耳にする「ローコスト住宅」。
家づくりを考え始めた方なら、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。
ローコスト住宅とは、一般的に建築費をできるだけ抑えた住宅のことを指します。
ただ、「安い家=悪い家」というわけではありません。
大切なのは、「なぜ安いのか」「その価格にどんな工夫があるのか」を知ることです。
今回は、広島で家づくりを行う工務店”エイトプランニング”が、
ローコスト住宅のメリット・デメリット、そして価格だけにとらわれない“後悔しない家づくり”の考え方をお伝えします。

目次
ローコスト住宅とは?
ローコスト住宅の特徴は、主に以下のような工夫でコストを下げています。
・住宅の形や間取りをシンプルにする
・建材や設備をメーカー規格品に限定する
・一定の仕様を標準化して工事効率を高める
・広告費・営業コストを抑える
つまり「コスト削減の工夫」で安くしている場合が多く、必ずしも質が悪いわけではありません。
ただし、その分自由度や性能面で制約があることも理解しておく必要があります。
ローコスト住宅のメリット・デメリット
メリット
・費用を抑えられる
最大の魅力は、やはり建築費用を抑えられること。
一般的な注文住宅では2,000万円〜3,000万円かかるところ、ローコスト住宅では1,000万円台から建てられるケースもあります。家づくりにかかる費用が少なく済む分、頭金やローンの負担を減らして無理のない資金計画が立てやすいのが大きなポイントです。
「月々の支払いを家賃並みに抑えたい」という方にも人気があります。
・工期が短く、入居までのスピードが早い
仕様がある程度決まっているため、打ち合わせ期間が短く、工事も効率的に進みます。
結果的に完成までの期間が短く、引っ越しや子どもの進学などのタイミングに合わせやすいという利点もあります。
・ デザインや間取りがシンプルで暮らしやすい
ローコスト住宅は「標準仕様の中で設計される」ことが多く、極端なデザインよりも使いやすく実用的な間取りが多い傾向にあります。
奇抜な間取りにしなければ、結果的に動線がシンプルで暮らしやすい家になることも。
・設備の入れ替えやメンテナンスがしやすい
グレードを抑えたシステムキッチンやユニットバスなどは、後々のリフォーム時にも交換しやすく、
ランニングコストの面ではプラスになる場合もあります。
デメリット
・性能面で差が出やすい
価格を下げるために、断熱材の厚みやサッシ性能、基礎の仕様などを最低限にしているケースも。
広島のように夏は湿度が高く、冬は寒暖差のある地域では、断熱・気密の性能差が快適性や光熱費に直結します。
「今は快適でも、冬が寒い・夏が暑い」と感じる家になることも少なくありません。
・自由設計に制限がある
コストを抑えるため、間取りや外観の変更ができない「規格型住宅」が多いのも特徴です。
「リビングをもう少し広く」「収納をここに増やしたい」と思っても、追加費用がかかることがあります。
家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応しにくい点は注意が必要です。
・見えない部分でコストカットされている場合がある
壁の中の断熱材や配管の施工、下地材などは外からは見えません。
そのため、「安いから」という理由だけで選ぶと、後々の修繕コストがかさむことも。
特に耐久性や防水性は、建物の寿命に関わる重要な部分なので、価格の理由をしっかり確認することが大切です。
・アフターサポートや保証内容が短いケースも
ローコスト住宅では、標準保証期間が短い・定期点検が有料になるなど、サポート面が限定的なこともあります。
初期費用が安くても、長期的にみると維持費や修繕費でトータルコストが高くつく可能性があります。
ローコスト住宅の“安さ”には必ず理由があります。
材料費・人件費・広告費など、どの部分でコストを抑えているのかを理解すれば、
「自分たちにとって無理のない、ちょうどいい家づくり」が見えてきます。
広島でローコスト住宅を検討する際の注意点
広島は、沿岸部と山間部で気候が大きく異なります。
夏は湿度が高く、冬は冷え込みが強い地域もあります。
この気候に合った断熱性能や換気計画を考えずに建ててしまうと、
光熱費が高くなったり、結露やカビなどのトラブルが発生するリスクも。
また、土地価格の差にも注意が必要です。
広島市中心部と郊外では土地の坪単価が大きく違うため、
「建物を安くして土地にお金をかける」「土地を抑えて建物にこだわる」など、
バランスを考えた資金計画が大切です。(※広島の後悔しない土地選びの方法はこちらをご覧ください。)
さらに、広島市や県が行う住宅取得支援・省エネ補助金制度もチェックしておくと良いでしょう。
たとえば「広島県の子育て世帯向け支援」などをうまく活用すれば、
結果的にローコスト住宅以上のコスパで理想の家を建てることも可能です。
(※詳細は広島県や各市町の住宅支援制度ページをご確認ください)▷広島県公式ホームページ:住宅振興施策のご案内
「安さ」だけで決めない家づくりの考え方
エイトプランニングでは、“ローコスト”というよりも、
「コストを抑えながら、暮らしの質を上げる家づくり」を大切にしています。
・必要なところにしっかりコストをかける
・無駄を省き、住み心地や性能を犠牲にしない
・広島の気候・土地条件に合わせた設計を行う
私たちは「価格競争」ではなく、「価値競争」で家づくりを考えています。
たとえば、外観はシンプルでも、家事動線や収納計画を丁寧に設計したり、
断熱・気密などの性能面をきちんと確保したり。
“安い家”ではなく、“納得して長く住める家”を実現することこそ、
本当の意味でのコストパフォーマンスだと考えています。
エイトプランニングの施工事例には価格も載せております。ぜひ参考にしてみてください。
「“安さ”ではなく、“価値”で選ぶ」
ローコスト住宅は、うまく選べばとても魅力的な選択肢です。
しかし、価格だけで決めてしまうと、
将来のメンテナンス費や住み心地に不満を感じる可能性もあります。
家づくりで大切なのは、“安く建てること”ではなく、“納得して暮らせること”。
そのために、地元・広島で実績を重ねてきた私たちエイトプランニングが、
お客様一人ひとりに寄り添いながら、ちょうどいい家づくりをお手伝いします。
ぜひお気軽にご相談ください。

